耕さない畑で野菜を育てています。

野菜づくり

こんにちは。

私は、兵庫県の田舎に暮らし、自然栽培で家庭菜園をしています。

一般的な家庭菜園とは違う農法で実践しています。

特徴をまとめてみました。

私の家庭菜園の特徴
  1. 耕さない
  2. 農薬肥料を使わない
  3. 草刈り機を使わない
  4. 除草をしない
  5. 不自然なことをしない

要は、手間のかかることを極力しない、ということです。

順番に説明します。

耕さない

野菜づくりをする場合、畑は普通、耕運機で耕します。

なぜなら、雑草が生えていて、野菜が育たないと考えられるからです。

平面の部分を盛り上げて畝を作ります。

そうすることで、野菜の栽培がやりやすくなります。

しかし、私の場合、畑を耕しません。硬い土なら、そのままで野菜を植えます。

畝もつくりません。

耕さなくても野菜は育つのか、と思われるかもしれません。しかし、

実際に育っています。

硬い土なら、野菜は根を張って必死になっています。

あえて厳しい環境にしています。

そうすることで、必死になって芽や根を伸ばし、

厳しい環境に負けない、強い野菜になります。

強い野菜、

強い野菜を食べて見たほうがきっと良いと思います。

人参でも、スーパーで売られているようなきれいな形のものはありません。

形はいびつですが、口に入れてみれば、

驚くような深い味がします。

耕して、柔らかい土に肥料(エサ)を与えると、

きっと野菜はぐんぐん育つでしょう。

しかし、楽して育った野菜が美味しいのか、健康に良いのか、

と考えた場合、疑問が生じます。

同じ人であっても、栽培する人、育った環境で変わってきます。

もちろん、耕さなくても、何度も野菜を植え、土壌が良くなってくると、

土は柔らかくなります。その場合、耕すことが全く無駄になります。

2.農薬肥料を使わない

農薬、肥料を使うと、野菜を助けていることになります。

害虫がいるから、農薬で駆除をする。

野菜は人に守られることになります。

肥料(餌)があれば、それだけ人に甘やかされることになります。

厳しい環境で育てば、野菜も強くなります。

実際に畑を耕している人がほとんどです。 耕さずに野菜づくりをしている人は、

見渡す限り私だけです。

頭おかしい人と思われているかもしれません。

私なりの考えですが、

より自然に近い状態に育つ野菜の方が、体に良いと思っています。

3.草刈り機を使わない

田舎暮らしで必ず必要だと言われている、草刈り機。

新品の草刈り機を半ば強制的に買わされ、3年位使っていました。

しかし、電動草刈り機の音は、騒音です。 うるさいし、手がしびれたりします。

個人差はあると思いますが、私の場合は体にも変な疲れがでてきます。

野菜にとって良くないのは、草刈り機の騒音。

人が聴いて明らかに不快な音なら、野菜にとっても同様だと思うわけです。

なにかの記事で、モーツアルトなどの音楽を聞かせて野菜を栽培する話を聞いたことがあります。

音楽で治療する音楽療法もあるくらいです。音は人にとっても、植物にとっても大事だと思っています。

人に害、野菜に害(おそらく)があるなら、やらないに越したことはありません。

代わりに使っているのは、草刈り鎌です。全く騒音は出ません。

最近は使っている人はあまり見かけませんが、

立ったままでできる、長い草刈鎌があります。

魔女がつかっているような大鎌です。

これは運動したような疲れは出ますが、

電動草刈機のような、手のしびれなどはありません。当然、騒音なしです。

4.除草をしない

雑草を全て取ろうと思ったら、大変です。草には勝てません。

種を蒔くときや、苗を植えるときに

野菜を植える箇所の雑草を少し抜くことはあります。それでも、少しだけです。

ススキが生い茂るようなところでも、育つ野菜はあります。

例えば、キクイモは、ススキが生い茂るようなところでも豊作です。

こんな感じで育っています。

5.不自然なことをしない

自然栽培だから、自然を尊重します。

だから、不自然なことをしないと決めています。

不自然なこととは、人の手を加えることです。

例えば、耕運機やトラクターなどで耕したり、マルチをする(ビニールで畑の表面を覆うこと)などです。

ビニールのマルチは草を防ぎ、地面の温度を上げてくれます。

しかし、ビニールで土の表面を覆われるのって、

野菜にとって、息苦しくないでしょうか?

少なくとも、ビニールで覆われるのは気持ちの良いものではないはずです。

野菜には、厳しくても、気持ちよく育って欲しい。

実は、本音をいうと、ビニールでマルチをする作業は手間がかかります。

風邪でひっくり返ることも、敗れることもあります。

野菜にとって気持ちが良くない、

手間もかかる、

それならする必要もないはずです。

手間がかかること、邪魔くさいことが、実は不自然なことでもあります。

まとめ
  1. 耕さない
  2. 農薬肥料を使わない
  3. 草刈り機を使わない
  4. 除草をしない
  5. 不自然なことをしない

種をまくこと以外は、基本的には人の手を加えていません。

不自然なことをしない、人の手を加えない、手間のかかることをしない、

これらが自然栽培で家庭菜園をする特徴です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました